3月中旬になり、春の訪れを感じながら、境川を下流(南町田方面)に向かい、春の香りを感じながらの散策をいたしました。昨年末より、境川中域で大きな河川工事が行われ、だいぶスッキリしましたが、土を掘られたことで多くの動植物の生態系に影響が出てしまっています。この季節によく観察されたカラシナやアブラナの多くの春の草花が消えてしまい残念です。。。
春を感じる代表的な「つくしんぼ」。幼少時、祖母に頼まれてよく境川沿いに生えているつくしんぼを大量に採集したのが良い思い出として残っています。かなり手間がかかりますが、つくしの佃煮は苦味がありますが絶品ですよね。
気持ちよさそうに川の中腹で日光浴をしているカメ。たぶん外来種のミシシッピアカミミガメでしょうね。ここ数年でだいぶ数は減っている感じです。下流にいけば、スッポンも観察できますよ。
見事に梅も満開ですね。よーーく観ると、日本みつばちが数匹採蜜に訪れていました。この境川にはまだ野生種の日本みつばちが観察できます。
暖かくなり、外来種のワカケホンセイインコも大騒ぎしていました。
境川沿いには、ヤドリギが多数自生してます。植物の専門家の方に聞いた話では、ヤドリギは一定した湿気が保たれる環境下でないと自生できないようです。川沿いの好条件がヤドリギの育成に大きく貢献しているのでしょうね。今年は、このヤドリギの実を好む美しい野鳥「レンジャク」の観察はできませんでした。いつか観察してみたいものです。