養蜂家経験の深い方々は、巣門にこだわります。いくら綺麗好きで掃除が得意な日本みつばちでも、どうしても巣門底は汚れるものです。
特に弱小群になれば、スムシに侵食され、かなりの巣屑で不快な状態になります。
できれば巣門は、巣門底を引き出し式にして、掃除をしやすい巣箱が便利で有効活用できます。
私は、自然入居用の待ち箱に関しては、カスタマイズ仕様(引き出し式+ドアタイプ ※次回紹介予定)ではありません。
過去実績のある寸法を採用した固定式(勝手に総称)を採用しています。入居率は90%以上です!!
この仕様は企業秘密としておきます。。。
やはり、今後の作業のことも考慮すると、巣門は交換するのがベストです。私は自然入居後の1段継箱時に交換するようにしています。要するに強勢群ならば約3週間ほど。弱小群ならば梅雨入り前に行うような周期となります。
交換後は、多くの働き蜂たちが巣の外で騒ぎます。巣門の側面をうろうろする歩くものや、飛び回るもの様々な光景が見られます。1日中はこういった行動をしています。
翌日になると、だいぶ落ち着きが出てきて巣門前で風を送風する行動も観察できるようになります。
特に自然入居した群は、自分たちで決定した巣なので、よほどのことが無ければ逃去の心配もありません。
自然入居と違い、強制捕獲はすこし逃去が心配されるので、定着後の様子を観察する必要性があります。時騒ぎなどが見られる順調な群ならば問題はなく交換できると判断しています。
こちらもできれば梅雨入り前に交換することにしています。この時期になれば、交換での逃去という選択肢は、まず考えられないと推測しています。