2024年より、本格的に蜂宿(ビーハウス)計画をスタートいたしました!
蜂宿とは?簡単に説明すると、人間が簡易に作った「ハナバチ」のための巣箱です♪
ご自宅のお庭(雨に濡れない場所)で、簡単に設置できる「ハナバチ用の巣箱」の事。欧米では受粉に必要なハナバチを守る活動が古くから始まっており、ガーデンショップやECなどで気軽に販売されています。残念ながら日本では、まったくと言っていいほど認知されていないのが現状です。。。
まずは宣言しますね。
「ハナバチは人間を襲ったり、むやみやたらに刺す蜂ではありません」
ハチ=刺す生き物という考えはやめましょう!
これはメディアが刺激あるコンテンツを作るのに過剰演出した構造です。もちろん刺される場合もあります。それはハチたち習性を正しく理解していないからです。ここでは刺される場合などの説明は省くことにしますね。
ハナバチは、ミツバチやマルハナバチ同様に、人間が生きるのに必要な畑の作物、果樹などを受粉し、実らせてくれる大切な生き物なのです。また、狩りバチなどは、植物の葉などを食べる虫が増えすぎるのを防いでくれます。どちらも生物多様性にとって小さくても、自然界にとっては大切な生き物なのです。
残念ながら、近年、このハナバチが営巣できる環境が日本みつばちやマルハナバチ同様に激減しています。このハナバチたちは、古くからある日本住宅で利用された「簾(すだれ)」や、利用され、または放置された笹竹を好んで、営巣してきましたが、近年は里山も減り、このような古くから営んできた風習や環境が無くなりつつあります。
それに伴い、ハナバチたちの生活環境も大きく変わりつつあります。
そこで、人間の手によって作られたのが「蜂宿(ビーハウス )」なのです。
写真をご覧ください。数本の入り口が泥で塞がれているのがわかりますか?
これは宿として完成した印なんですよ!
今年度の初秋に設置したのにも関わらず、見事に宿としてご利用頂きました。
100均で揃えた「紙ストロー」「カラーストロー」などで、おしゃれな蜂宿も作ってみました!来年の3月までには、水に濡れない場所に設置してみます!乞うご期待!!
今度、作り方ページを作成しますので、ぜひご興味のある方はチャレンジしてください。私たちにとっても大切な生き物を守るために。。。
ハナバチの習性に関する書籍ならこちらをご紹介します!
【ミニガイドNo.21「竹筒に巣をつくるハチ」】
【著者:松本吏樹郎】
【発行:大阪市立自然史博物館】
【紹介URL】 ミニガイドNo.21「竹筒に巣をつくるハチ」